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随想 「心・身・息一如」   2003年  2月


2003-02-01 ミネラルバランスが崩れると人生が崩れる

 1/17今何とかしたい思っていることとして、進行している老眼・外反母趾・記憶力の低下の三つをあげた。もう一つあった。冷え性である。左足先端部が冷える。数年前、強烈な冷え性になった。冷えるというよりジンジン痛いという感じなのだ。それで机に向かっているときは片足宛あぐらをかき自分の大腿部で交互に温めていたという体験がある。そんな状態は大幅に改善されてはいるが左足先端だけがいまだに冷える。そしてえらく寒がりやさんになってしまった。

 それでやり始めたことがある。一つはマグネシュームを取ることであり、もう一つは水を飲むことである。水の方は次回書く。マグネシュームは10/31分子栄養学の権威である山田豊文さんの講演を聞いてからである。マグネシュームを2ヶ月飲め、これだけで好転する。だまされたと思ってやってみろ、と迫力のある声で話される。なにしろ2ヶ月で結果出るとプロスポーツの著名な方々と契約をされ実績を上げている。昨年の巨人軍の優勝、桑田投手の復活も陰に山田豊文さんの指導があった。桑田投手が投球に古武術を取り入れたからだと甲野善紀さんがマスコミに騒がれているがマグネシュームも飲んでいるという。

 それで試してみる気になり、11/7からマグネシュームを飲み始めた。1週間すると違いがわかった。無論、冬だし寒い。寒いことは寒いのであるが違う。なんというか寒さに対しての力みがなくなっているとでもいうか、からだの竦み方が違うのだ。

以下、山田豊文さんの講演の要点を書く。

 人の身体において消化・代謝・解毒という生命活動は酵素の働きによる。あらゆる病気はこの生命活動の低下から生ずる。この酵素が一生で一定の量しかない。量が減ると病気になり使い切ると死である。この酵素の重要な成分がミネラル特にマグネシュームである。マグネシュームは325種類もの酵素と関連しており、マグネシュームが不足するとこれらの酵素が働かなくなる。その結果、体調不良・肩こり・精神的不調・慢性疲労・カルシューム流出を招く。

 ラットの実験がある。カルシューム欠乏食では骨がスカスカになりながらも生きている。それがマグネシューム欠乏食では一月を過ぎるとコロコロ死に始め三月も生きられずデータも取れない。

 カルシュームは血中に、マグネシュームは細胞内にありその比は1万対1である。血液中のカルシュームが不足すると骨からカルシュームが流出しこの流出したカルシュームが細胞に取り込まれ血管が老化していく。このときにカルシュームのみ取ると更にこの状態がひどくなり、カルシュームが血管や心臓に付着して突然死(心疾患、脳血管疾患)の原因となる。大事なのはカルシューム と マグネシュームの比である。マグネシュームは不足しがちだから多めに取れ、1対1くらいでちょうどいい。

 日本は国・保健所・医師が牛乳を勧めているが、牛乳を飲むなんてもってのほかー沢山飲むほど骨粗鬆症になるという。フィンランド・スウェーデン・アメリカ等の牛乳を沢山取る国ほど骨粗鬆症が多いと統計が物語っている。マグネシュームが不足しているとカルシュームは骨に貯留出来ない。

 農耕民族はマグネシュームは不足するなどということは昔の食事ではなかった。いつも十分に取れていた。従ってそれを取り込もうという機能がない。逆にナトリュームやカルシュームは取るチャンスが少ないため貯め込むように出来ている。食の洋風化によるマグネシュームの不足、更に抗生物質の乱用が酵素の働きを低下させる。

 ミネラルバランスが崩れると人生が崩れる、カルシュームの過剰摂取は疾病要因となる。いまや日本は生命体として二流国となった。オリンピックでメタルも取れない。糖尿病が1500万人、アトピーも多い、これは異常事態なのだ。食べ物がなんで毒になるのか?食べたものをちゃんと分解・消化することが出来ないからだ。酵素の働きの弱い民族は滅びる。古来、文明はエジピトにしろ中国にしろみなミネラルの豊富な土地に発達した。

 この原稿を書いていると朝青龍の横綱昇進が報じられた。これで曙とならんで東西両横綱とも外人となった。それどころか大相撲初場所は序の口・序二段・三段目・幕下・十両・幕内のうち序二段以外の五階級は外人力士の優勝となった。

 山田豊文さんのお話を聞いてから20日後、高円宮様突然のご逝去を聞いた。


2003-02-06 寒さに強くなる

 「寒の水」ということばがある。筆者は最近まで知らなかった。「寒の水」とは、小寒から節分までの寒の内に汲み置きした水を「寒の水」と呼び、”延命水”とも呼ばれている。そして雑菌が少なく水自体が腐らないため、長期保存ができ、大変健康にいい水なのです。酒・味噌・醤油などの仕込みにも使う。

 あるメルマガで水をたっぷり飲んでいると寒さに強くなるというのがあった。それで試してみた。どうも効いている気がする。マクロバイオテイックでは水を陰性のものとして制限する。筆者はその影響であまり水は飲んでいなかった。水をたっぷり取っていると何で寒さに強くなるんですかと、質問したら丁寧な回答を頂いた。それで水を飲むことに関心を持つと、同じ趣旨の文にいくつも出会った。以下まとめて紹介する。

 冬は乾く季節で、乾くと干乾びてくる。ところが当人は気付かない、どうしてかというと感覚が鈍くなっている。普段から、乾くという意識が稀薄な人には分からない。体の水不足が進行しているとちょっとくらいでは足りなくなる。水を飲んでも乾きすぎているとお小水で出ていってしまう。水の補給を怠っていると体は水の循環を停滞させ、水分の流出を防ぐようになる。すると体を動かしたり、ものを考えることが億劫になってくる。

 この季節が一番体に水が染み込みやすいのです。他の季節にはその作用はとても弱いです。身体が最も欲しっている時に欲しいものをプレゼントする、これが一番よく効く。運動をした後、お風呂に入った後、目が覚めたとき、興奮した後等に努めて飲むようにする。とにかく一日に1〜2リットルの水を飲む。

 水分をを摂りましょうと、医者は言いますがその指導はお茶とか、ポカリスェットをすすめる。ここでいう水は生の水である。お茶やコーヒーは早く排泄され乾きを助長する。常に水しか飲まない日常が続くと乾いてきたことに、敏感になります。

 それでも皮膚感覚に渇きが感じられる、カサカサしている、皮膚が割れる、などといった症状がある方は油が足りません。油の補給が必要です。無塩バターを一箱買って4日で食べる。そのまま食べてもいいしパンに挟んでも良い熱を加えないのがよろしいです。油が満ちてくると手の平の感覚が潤ってきます。皮膚が割れるということが、ましになってきます。

 続けることと、待つこと、そういう身体感覚が育ってくると体が変わってきます。要求がわかる感覚が育つのです。何事も体感が育たないと、動きません。答えは、体に聴いてみて下さい。聴かなければわかりません。任せてしまえば楽ちんです。

 「少し口に含み、唾液とよく混ぜてからゆっくり飲みほす」これだけです。これでも通りが悪い人は、お風呂に水を持って入り、湯に浸かる前に口に含んでグチュグチュして捨てること3回。その後チビチビ飲み、おいしくなってきたらぐいぐい飲む。量は飲みたいだけ。美味しくなくなったら止めます。

 口に含んでゆっくり唾液と混ぜてから飲む。これで咽の痛みが取れた人もあれば、胃の痛みがとれた人もいる。痛みのある部分は炎症を起しているものです。唾液と混ざった水は胃袋から内部に染み込む作用が体にはあるのです。だから問題の箇所が膝であろうと、腸であろうとかまいません。咽や胸が乾いている人は飲んで大分時間が経ってからまとまった痰が出たりすることがあります。これで胸の緊張が弛むのです。水を飲んでいると風邪やインフルエンザに罹かりにくくなります。

 冬場体にお水を通しておけば春になってお肌の弾力が断然違いますし、一年を通して体の敏感さが異なってきます。

 水飲み健康法がある。お塩健康法がある。そのどちらにも量に制限なく取れるだけ取れという考えの派がある。例え余分に入れても不要なものは排泄されるからという。これはおかしい、余分なものを出すために、からだは余分なエネルギーを使い且つその分臓器が疲れるだけである。水を1日に1リットルから2リットル飲めというのも同じように考える。水にしろお塩にしろその人にとって適量というものがある。量を指定して守れというのはおかしい。

 水の補給を怠っていると身体が干からびてくる。感覚が鈍っていてそのことに気が付かない。いわれるとその通りだ。身体感覚が育ってその感覚に従って適量補給するというのが一番いい。無塩バターも動物性脂肪ということで嫌う人もあるだろう。でも下手な薬を飲んだりつけたりするよりはるかにマシだと考える。


2003-02-08 睡眠時間が足りない?

 1/17に書いた「最近は、すっかり弱くなってしまいました。」と年賀状に書いてきた女性に水を飲むことを勧めた。

>水ですか?
>水分はお茶でカバーしていたつもりでしたが、お水を飲まないとダメなのですね。
>寒いので、体を冷やすと思っていました。これから、お水を飲むようにします。
>カラダの眠気がとれないというのは、何かありますか?
>寝ても、寝たりない感じです。

 昨年の1月にも同じ内容のメールをもらっている。全く逆の不眠症の女性の話をホームページに書いたが、こちらは玄米食に朝鮮人参で陽性になりすぎたためである。この場合は簡単だった。玄米を分搗米に変え、朝鮮人参を止めただけで不眠症とおさらばできた。

 今回の場合は典型的な陰性症状である。陰性になりすぎている。それに食べ物やホットカーペットの電磁波が影響している。10時から2時の大事な時間帯に睡眠が取れないこともある。

 この方に水を飲むことを勧めた。以前の筆者には考えられないことである。陰性症状の方には水を制限し果物や生野菜を取ってはいけないですよ、といっていただろう。自分で生の水を飲み続けてみて、今の季節、身体が乾燥して水を必要としていると身体感覚で納得したからである。

 2/1この女性から「カラダのほうは、だいぶよくなってきました。」というメールが届いた。さあそうすると陰性症状の方が水を飲んで好転するということとマクロビオテックの考えが相反している。これをどう考えたらいいのだろうか?

 マクロビオテックでは水を陰性なものとして取ることを制限する。男性はお小水1日4回以内、女性は3回だ。そうすると血液が濃くなる、睡眠時間が短くて済むと。目安として、1日2合の水分だと4時間、4合だと8時間の睡眠時間で済む。筆者も昔、厳格にやったことがある。そしてこれ以上はないほどの絶好調な自分を体験した。もっとも反動が来て辛い辛い思いも体験した。

 この食事法を続けていると身体が干からびて顔は薄黒くなり。赤血球が団子状になり粘っこい血液になり却って健康を害するとの指摘がある。そういう人に新鮮な野菜を食わせると直に元気になったと書かれた。

 マクロビオテックをやる場合、小食でやること・よく噛む・動物性を入れないこれを守らないと失敗する。この小食とよく噛むことがなかなか守れない。

 この女性はマクロバイオテックの食事をやっているわけではない。2年ほど前、結婚されてお仕事を止められた。勢い身体を動かすことが減っている。だけど食事の量は変わらないだろうし、相対的に大食になり水分を沢山とっている筈だ。対策は小食にし、よく噛む、そしてからだをよく動かすことだ。更に海草類を常用する。海草類にはマグネシュームが群を抜く。これでいくら寝ても寝足りないということはなくなると考える。


2003-02-15 「箸の上げ下ろし」

 「箸の上げ下ろし」ということばがある。
重箱の隅をつつくように細かなことを、いちいちうるさく注意することをいう。なにもそんなことまで言うなよ、分かり切ったことまで注意するなよという意味が含まれる。姑が嫁の箸の上げ下ろしまでうるさく口を出すといったように使う。

 ところが礼法で箸の持ち方を教わった。教わったやり方だとカラダのバランスがそろってくるのだ。まだ筆者はちゃんと使えないし、ぎこちないがこの方がバランスが整ってくる。「箸の上げ下ろし」はあまりいい意味に使われていないけれど、本来は身体に歪みを作らない型を伝えるものであったと考える。礼法の流祖はすぐれた身体感覚の所有者だったに違いない。

 箸の使い方をホームページで調べたが、こういう観点で書かれたものは一つもない。「箸の上げ下ろし」という些細なことの代表が、カラダの歪みと直結しているのだ。箸に関して、箸の持ち方と、迷い箸はいけないとかのマナーとしての面がある。ここでは箸の持ち方について書く。

<箸の持ち方>
下側の1本は固定箸で親指の付け根に箸を当て、親指の根元で軽く箸を挟む。薬指を軽く曲げ、爪の根元に箸を乗せる。この時、子指を薬指に付けて薬指を支える。上の1本は中指の爪の付け根に箸を乗せて、その上に人差し指の先を乗せ中指に自然に添わせる。中指の第一関接の上の箸に親指の先を軽く伸ばして当てる。

 筆者がうまく使えない箇所は親指を曲げてしまうのだ。少しくらい曲がっていても力が入っていなければいいのだが、筆者はどうも力を入れて曲げる癖がある。これがよくない。気をつけて見ていると3割くらいは親指を曲げている。また親指が伸びているけど人差し指の上を随分突きだしている人もいる、これも歪みが出るだろう。人それぞれいろんな使い方をしている。正しく使えている人はあまりいないようだ。もう一つは小指を薬指にくっつけて使えない、すぐ離れてしまう。そして箸の先が段違いになり挟みにくいのだ。

 「円相にして水走り」これも箸を使うとき大事なことと教わった。肩から指先まで自然なカーブ を描いているということである。これも指先に気を取られているとお留守になりやすい。

 ホームページや本に出てくる箸の持ち方の写真で親指が見事に曲がっているのがある。「垂直の原則」からして親指を曲げて使えば歪みが出る。指導者の方もそのことを知らないのだ。箸の使い方で大事なポイントは親指・人差し指・中指の三指が力が抜けていて軽く伸びているのがいいと考えている。


2003-02-20 O脚の原因は?

 Kさんを見ていて教えられたことがある。両足の小指側が伸びている。内側が縮んで短くなっている。外部に対しての突っ張りだと書いた。それで改めて自分の足を観察すると右足にその傾向がある。ああやっぱり突っ張っているなとわかった。二人ならんで歩くとき自分の右側に他の人を置いて歩いていることがある。自分を守る、用心するとかそれが足の形に表れている。やーさんを思い浮かべてほしい。両方の肘と膝を突っ張って歩いている。

筆者が立ったとき、左足底は全面ぴったり床に着いている感触がある。それに引き替え右足底は随分と凸凹していて小指側が頼りない感じである。それで歩くときは親指側に負担が掛かる。それで外反母趾になったと書いた。外側が伸びているのだから外重心な筈だが、現に踵は外側が減りやすい。つま先は内重心で踵が外重心ということか?右足底がねじれていることになる。この辺のくわしい解明はもっと先になる。日本人はO脚が多いといわれている、筆者もO脚である。O脚は多分この外部への突っ張りが原因であろう。この前お会いした男性は膝のところが10センチも開いていた。外反母趾かどうかは聞き損ねた。

 2/2初めて参加された30代の女性、仰向けになると足首のところで曲がらずに真っ直ぐに足先が伸びている。足首前面が伸びた状態でしかも大変固くなっている。そして右足が筆者と同じく突っ張り型である。これはどう解釈したらいいのだろうか?ハイヒールを履き続けると前面が固くなるだろうか?このタイプの方は3〜4人お目に掛かっている。

 前面突っ張りは拒絶屋さんとみたいのだが、そんな人柄には見えない。会社勤めをやっていた時、話を持っていくと必ず拒否する上司がおった。秘かにミスターNOマンとあだ名を付けて溜飲を下げていた。そのころ、こういう事に興味を持っていればもっと観察できただろうにと残念である。背伸び現象−上昇志向が強いとこうなるのだろうか?

 このように突っ張りには横突っ張りタイプと前面突っ張りタイプとある。

 治療師の方で仰向けになると両足が開く方が見えたことがある。両足が60度くらいに開き且つ小指側が床にぴったり着いている。専門的にいうと大きく外転・外旋しているという。これは多分、横隔膜が横に伸び過ぎた状態と考えている。ハッと息を飲むという表現があるが呼吸を頻繁に止める癖のある人、驚きやすい人がなるのではないかと思っている。こういう人が立ったときはつま先が開くし、歩くときはがに股である。

 脚の状況もそうだが手・肩・腰等、カラダの各部分が左右違っていたり、極端に伸びたり縮んでいると呼吸が平均に入らない。うつ伏せのときは背中、仰向けのときはお腹を見ているとわかる。呼吸のとき左右均等に動いていない、動きの大小・遅速がある。カラダのバランスを整えると呼吸が整ってくる、お腹なり背中なりの左右の動きが一つになってくる。カラダは全身、これ呼吸器官である。



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