指回しが大分前に評判になった。これもいい。やりかたは両手の指先をくっつけて、廻す指だけはお互い触れないように廻すのである。上半身がゆるんでくる。筆者は息を止めている時間でその効果を検証したことがある。まず何もしない状態で息を何分止めていられるかを計った。次いで指回しを各指、内回し外回し各20回宛やってから何分になるか計った。指回しをやる前はどんなに頑張っても大概1分前後である。それが指回しをやった後は3分とでてビックリした。それで1週間続けてみた。その結果は最高5分までいった。
首コリには中指がを重点的に廻すとよい。中指は背骨に対応しているらしい。中指を廻していると背骨が真っ直ぐになってくるようだ。外回しでやること、逆にやるとゆがみがとれない。それとカラダを真っ直ぐにして廻すことである。
首のコリについて書いて追って昔、8の字体操というのを教わったことを思い出した。アゴの先端・両手を組んで肘・腰それぞれを横8の字に廻す体操である。このアゴの先端を廻すのがいいのではないか。首のコリに効きそうだ。アゴを廻すときに呼吸を付ける。中心から外側に行くときは吸いながら、外から内側に戻るときは吐きながらやるとゆがみが取れるらしい。痛いのを我慢してやらないこと、出来るだけゆっくりとやることである。
筆者自身も動かさなければ別に何ともないが右や左み廻したり曲げたりするとちょっと痛みがある。前は全然気がつかなかったものだ。前からあった物がカラダが敏感になってきたので気がついたのか、それともPCをいじっているとき姿勢のせいなのか?注意しているのだが気がつくと顎だ前でている。それと小さいときから首が右に若干倒れている。筆者は首の右上と左下にコリというか若干違和感がある。
アゴの8の字体操をやってみてカラダのバランスは取れてくるのだが、首のコリに対しては今ひとつなのだ。それで別法を考えた。アゴを斜め上に上げてポカンとしているだけ。アゴを上げたら後はゆっくり呼吸をするだけ。右10回位やったら今度は左10回位やる。やったら首を曲げてみる、廻してみる。楽になっているのがわかる。まだ残っていたらまた繰り返す。これはいい。オススメです。右でも左でもアゴを上げたとき痛みや違和感があったら少し戻すか角度を変えてみる。そして一番楽に息が入るポジションでやること、これがコツである。その位置でゆっくりゆっくり呼吸をしていると首のコリは取れてくる。
首のコリにかかわらず、コリというのは大概長年使いすぎた結果である。表面に出たのは最近感じたコリでもこれまでの生活習慣からくるものがほとんどだ。長年のもの故、時間も掛かる。少しでも効果があったら毎日続けることである。いろいろ試している内に首の右上のコリは消えた。左下もちょっとやればすぐ廻しやすくなるのだがまたすぐ戻る。こっちはまだ時間が掛かりそうである。首は全身の急所であり、首のコリが取れるということはカラダ全体を調えるということにつながる。
「触れられて やはりうれしい 他人の手」という川柳があった。嫌いな人だったら鳥肌が立つこともあるだろうに、触れた人は好きな方だったのであろうか?
「・・・ようやく本当に体を預けられる針師に出会いました。」というメールをいただいたこともある。よほど安心感のある手だったのだろう。
固い手、やわらかい手。冷たい手、温かい手。がさがさした手、なめらかな手といろんな手がある。しかし触れられてホッとする手というのは少ない。治療を職とする方の手であっても少ない。5〜6%あるいはそれ以下かもしれない。
数年前、幡ヶ谷の漢方医が主催していた「ふにゃこんマッサージ」の講習会に参加していたことがある。簡単にいえば2人ずつペアになってやりっこするのだが、やり方は横になった相手にふんわり手を載せるだけ、途中でそれにゆらしがつけ加わった。
単に手を載せてもらっているだけでもそれは気持ちのいいものである。それが回数を重ねるに従いちょっとでも強いタッチに違和感を憶えるようになってきた。特にプロの治療師の手、それと講師の漢方医の手さえ強く感じて気持ちいいとはいえなくなってきた。始めて参加された若い女性の手はいい感じだった。講師の説明通り正直にふんわり手を載せてくれる。相手を癒すとかいたわるとかそういう気持ちもない状態で、ただそおっと載せているだけこれが一番よかった。
手技の講習会に参加したときのことである。お互いに組んで稽古をするとき、技が効いたり効かなかったりする。間違えてやったのは論外、ちゃんとやっている筈なのに効かない。長いことやっていると、お互いに感覚が鋭敏になってきている。タッチの仕方・わずかな角度の違い等でバランスを調えるつもりが逆になる。その時は壊れたということになる。人のカラダはほんのわずかな刺激で変化する。
どうも人のカラダに触れ方に3段階あるらしい。(1)軽いふんわりとしたタッチ、(2)やや強めというか普通のタッチ、(3)強いタッチの3種、筆者の仮説である。(1)と(2)は前からわかっていた。筆者自身のカラダでいろいろ試していると意外な結果がでた。(2)と(3)では呼吸が逆になる。(3)の強タッチは不要と考えていたのだが呼吸との組み合わせで有効だということである。有効と書いたのはカラダのバランスに対してである。(1)のふんわりとしたソフトタッチならば呼気であろうと吸気であろうと呼吸は関係なくカラダがゆるみバランスが整ってくる。安心できる手・ホッとする手というのはこの(1)になるであろう。(2)になると呼吸が影響する。呼気あるいは吸気でなければカラダのバランスがくずれる。(3)は強タッチと書いたが早いタッチも同じように反応する。
2日後考えた。(3)はカラダにとってイヤなタッチだからではないか?それはカラダの防衛本能からくるのであろうと。(3)も有効と書いたけれどあまり使いたくなくなった。(2)はカラダの復元力を引き出す。(1)はお母さんが赤ちゃんをだっこするときの手と同じで、(2)の作用も含んでいる。
新しい靴に変えたらいやに疲れる。足の前面、頸骨の外側が疲れる。何故疲れるのか?以前同じような足の疲労を2〜3度経験している。その時は原因わからず仕舞いというより原因究明するだけの知識がなかった。歩きながら観察した。どうも着地の時の靴底と地面の角度によるのではないか?新しい靴の方が踵が少し高い。古い方は履き慣れているし、踵が減っていた。減った部分で一度着地してから爪先へ重心が移動していた。それがなくなっておまけに踵が高くなっている。着地の瞬間、一挙に爪先に重心が移動しようとする。それを制御しようと足の前面に負担が掛かったのだ。
TVの健康番組ででヒールの高さは3〜5センチがベストとやっていたが、ヒールの高さは0センチがいいと考えている。日本の履き物は草履・草鞋・下駄と踵を高くした履き物はない。花魁の履くぽっくりがあるがあれとて地面と足裏は平行になる。靴はなぜ踵のところを高くするのだろうか?アキレス腱が固く縮むことを想定しているのだろうか?
踵の方を低くした健康サンダルを紹介したことがあるが似たような健康グッズがある。傾斜の角度を変えられる台でその上に乗っかり前屈するだけ、1日90秒で硬いカラダが柔くなるというのがうたい文句である。こんなものを使うより踵の高い靴を履かないことが先だと思うのだが。
「25. 小笠原流礼法で首が伸びる!!!」で「小笠原流礼法の教室ではもっぱら歩く稽古である。2時から5時まで、ただ歩くだけ。故に人に勧めたことがない。なかなか勧める気が起きない。応用ということで歩くこと以外のこともやるがそれは30分くらい。」と書いた。ところがこれを読んで礼法の教室に参加された女性がいる。この女性が筆者に劣らず母趾が固く、跪座(きざ)・膝行に苦労している。(跪座は、正座から、両足を爪先立てた姿勢)せっかちな方・緊張しやすい方・ハイヒールをよく履かれる方・前重心の方は母趾が固いと書いた。こういう方の立ち方は膝が緊張し硬くなっている。(「140.膝をゆるめる」参照)この女性もそうだ。
ご年輩の女性の多くは跪座など苦もなくやられる。昔は和室の生活が主であったから正座や跪座が身に付いている、出来て当たり前なのである。和室がなくなってきて、食事は家庭に於いても椅子に座って摂るのが主流になった。ますます膝が硬くなり正座が苦手、跪座は出来ないという方が益々増えるだろう。
「足が棒になる」ということばは足が疲れたときの表現だし、「棒立ち」というのはびっくりしたときだ。どっちも膝が硬くなった特殊ケースである。ところが普段の履き物やその人の立ち癖・歩き癖が膝を硬くしていることを大抵は意識していない。膝が硬くなるとアキレス腱・足の前面外側も硬くなり腰・背中も硬くなってくる。徐々にではあるが筆者は跪座が楽になってきてはいる。といってもまだ完全ではない。もうちょいのところまできている。足腰を一旦硬く固めてしまうとやわらかくするのはえらく時間が掛かるものだ。